
工場や倉庫で使わなくなった工作機械について、「そろそろ処分しないといけない」、「どうやって捨てればいいのかわからない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。工作機械の処分には、廃棄・売却・買取など複数の選択肢があります。しかし、それぞれの違いや流れを理解しないまま進めてしまうと、余計な費用がかかったり、本来得られたはずの価値を失ってしまうこともあります。
この記事では、工作機械を処分する際の基本的な流れと、後悔しないための判断ポイントを分かりやすく解説します。
工作機械を処分するタイミングとは
工作機械の処分を検討するきっかけは、主に次のようなケースです。
- 老朽化して使用頻度が下がった
- 故障して修理するか迷っている
- 工場移転やレイアウト変更が決まった
- 工場整理・閉鎖が決まった
この段階で重要なのは、「すぐに捨てる」と決めてしまわないことです。処分の方法によっては、費用がかかるどころか、プラスになる可能性もあります。
工作機械を処分する主な方法
廃棄する場合
廃棄は、最も分かりやすい処分方法です。産業廃棄物として処理する必要があり、以下のような費用が発生します。
- 解体費用
- 運搬費用
- 産廃処理費用
機械の大きさや重量によっては、数十万円単位のコストがかかることもあります。「完全に価値がない」と判断した場合の最終手段と考えるのが無難です。
売却する場合
売却とは、個人間取引や業者を介して販売する方法です。
- 知り合いの工場に売る
- 中古機械市場に出す
といった形がありますが、買い手探しや条件調整に時間がかかることが多く、現実的にはハードルが高いケースもあります。特に、故障している、古い、メーカー不明といった場合は、売却が難しくなる傾向があります。
買取してもらう場合
買取は、専門業者に査定してもらい、引き取ってもらう方法です。動かない、故障している、古いといった機械でも、評価される可能性があります。廃棄と違い、費用がかからないどころか、プラスになるケースもあるため、多くの現場で選ばれている方法です。
工作機械を処分する基本的な流れ
① 現状を整理する
まずは、処分対象となる機械の状況を整理します。
- 機械の種類
- おおよその年式
- 動作状況
- 設置場所
すべて正確でなくても構いません。分かる範囲で整理しておくと、後の判断がスムーズになります。
② 処分方法を比較検討する
次に、廃棄、売却、買取それぞれの選択肢を比較します。ここで重要なのは、「廃棄しかない」と決めつけないことです。買取の可能性を確認してから、最終判断をすることで無駄なコストを防げます。
③ 査定・見積もりを取る
買取を検討する場合は、写真を撮って査定を依頼するのがおすすめです。最低限、以下の写真があると判断しやすくなります。
- 機械外観
- 機械内観
- 型式年式プレート(銘板)
- 操作盤
- 設置状況
現地に来てもらう前に、概算の判断ができるケースもあります。
④ 処分・引き取りを進める
買取が成立した場合は、引き取り日程や搬出方法を調整します。廃棄の場合も、解体・搬出・処理のスケジュールを確認しておくことが重要です。工場の稼働や移転スケジュールに影響が出ないよう、余裕をもって進めましょう。
処分費用がかかるケース・かからないケース
費用がかかりやすいケース
搬出経路が狭い、重機が使えない立地の場合、廃棄を選ぶと費用が高額になりやすくなります。
費用を抑えられるケース
- 買取対象になる
- 複数台まとめて処分できる
- 工場一式として相談できる
まとめて相談することで、全体として条件が良くなることもあります。
処分で後悔しやすいポイント
価値を確認せずに廃棄してしまう
最も多い後悔がこれです。「どうせ売れないだろう」と判断して廃棄したあとに、買取できたと知るケースは少なくありません。
修理してから売ろうとする
処分目的での修理は、結果的に赤字になることが多いです。修理するかどうかは、必ず査定を受けてから判断しましょう。
情報を伝えきれずに判断を誤る
写真や情報が少ないと、正確な判断ができず、条件が悪くなることがあります。最低限の情報を揃えるだけで、結果が大きく変わることもあります。
よくある質問
Q1:動かない機械でも処分できますか?
可能です。買取や廃棄など、状況に応じた方法があります。
Q2:古い機械は処分しかありませんか?
年式が古くても、需要があれば買取対象になることがあります。
Q3:処分までどれくらい時間がかかりますか?
内容によりますが、早ければ数日で進められるケースもあります。
まとめ|処分前に必ず選択肢を確認する
工作機械の処分には、廃棄・売却・買取という複数の選択肢があります。最初から廃棄を選ぶのではなく、一度価値を確認してから判断することで、無駄なコストや後悔を防ぐことができます。
処分を検討し始めた段階で、
早めに相談することがスムーズな進行につながります。














