
古いプレス機は海外で需要がある?と疑問に思われる方は少なくありません。「もう20年以上前の機械だから売れないのではないか」「国内では値段がつかないと言われた」そのような相談は非常に多いです。しかし実際には、古いプレス機でも海外では十分な需要があります。
日本国内では更新対象となった設備でも、海外では現役で活躍できるケースは珍しくありません。本記事では、古いプレス機が海外で求められる理由、どの国で需要があるのか、高く売るためのポイントまで詳しく解説します。
なぜ古いプレス機でも海外で需要があるのか?
海外では「シンプルな構造」が評価される
日本では自動化や高精度、IoT対応などが重視されます。しかし海外の中小工場では事情が異なります。
- 構造がシンプル
- 電子制御が少ない
- 修理しやすい
- 汎用部品で対応できる
こうした特徴を持つ古いプレス機は、むしろ扱いやすい設備として評価されるのです。
人件費が安く、人手作業前提の工場が多い
新興国では自動化設備よりも「丈夫で壊れにくい機械」が好まれる傾向があります。そのため、日本では老朽設備と判断される機械でも、海外では十分に実用機として通用します。
新品設備を導入できない企業が多い
新品のプレス機は数千万円以上になることもあります。一方で中古の日本製プレス機は価格が抑えられつつ品質が高い。結果として「中古の日本製を導入する方が合理的」という判断になるケースが多いのです。
どの国で需要があるのか?
インド
インドは製造業が急成長している国の一つです。自動車部品、農機具、建材関連などでプレス加工需要が拡大しています。日本製中古機械は品質面で信頼が高く、20年以上前の機械でも取引対象になることがあります。
東南アジア(タイ・ベトナム・インドネシア)
日系企業の進出が多く、日本製設備への評価が高い地域です。
- 日系工場の増設
- ローカル企業の設備投資
- 建設関連需要の増加
これらが中古プレス機市場を支えています。
中東・アフリカ
高度な自動機よりも、メンテナンスしやすいシンプル構造の機械が求められる傾向があります。そのため古いプレス機でも十分に需要があります。
需要があるプレス機の特徴
トン数が大きい機械
150t以上、200t以上のプレス機は特に需要が安定しています。重量があるため国内移動コストが高く、輸出向けになるケースが多いです。
有名メーカー製
- アマダ
- アイダ
- コマツ
- ワシノ
日本メーカー製は海外で高評価を受けやすい傾向があります。
機械式(メカ式)プレス
複雑なNC制御よりも、修理がしやすい機械式プレスは海外市場で人気があります。
年式はどこまでなら売れる?
結論から言うと、30年前の機械でも売れるケースはあります。重要なのは年式よりも以下のポイントです。
- 正常に動作するか
- 主要部品が揃っているか
- フレームに大きな歪みがないか
- 輸出可能な状態か
国内で値段がつかないと言われた機械でも、海外では評価される可能性があります。
スクラップに出す前に確認すべきこと
プレス機は重量があるため、スクラップに出すと鉄屑価格で計算されます。しかし海外販路を持つ業者に相談すれば、スクラップ価格以上になる可能性があります。スクラップ処分をしてしまうと、機械としての価値は完全に失われます。まずは輸出可能性を確認することが重要です。
古いプレス機を高く売るためのポイント
写真をしっかり撮影する
- 全体写真
- 型式プレート
- 操作盤
- 内部状態
写真だけで査定可能な場合もあります。
付属品を揃える
- 金型
- 取扱説明書
- 制御関連部品
付属品があると評価は上がります。
解体前に必ず相談する
解体してしまうと価値が大きく下がります。現状のまま相談することが重要です。
まとめ
古いプレス機でも海外では十分な需要があります。
- シンプル構造が評価される
- 新興国で設備需要が拡大している
- 日本製は信頼が高い
- 30年前の機械でも可能性がある
「古いから売れない」と判断する前に、海外販路を持つ業者に相談することで評価が変わる可能性があります。スクラップに出す前に、まずは輸出需要の可能性を確認してみることをおすすめします。














