動かない工作機械は買取できる?故障・電源が入らない場合の判断基準を解説

執筆者 | 1月 20, 2026 | ブログ

※処分を考える前に、まずは相場だけ確認してみませんか?

「長年使っていない工作機械が動かない」、「電源が入らないから、もう価値はないのでは?」、「修理できないなら廃棄するしかない?」工場の整理や設備入れ替え、廃業・縮小のタイミングで、こうした相談は非常に多く寄せられます。結論から言うと、動かない工作機械でも買取できるケースは十分にあります。

この記事では、動かない工作機械が売れる理由、買取できるケース・できないケースの違い、廃棄を決める前に確認すべきポイントまで、実務目線で詳しく解説します。

動かない工作機械は本当に買取できる?

結論は「条件次第で買取可能」です。動作しない=価値がない、というわけではありません。工作機械は、動作状態以外にも、メーカー、年式、構造、需要など、さまざまな要素で価値が判断されます。特に日本製の工作機械は、多少の不具合があっても海外で高く評価されるケースが多く、動かない状態でも買取対象になることがあります。

なぜ動かない工作機械でも売れるのか

修理・再生を前提とした需要がある

動かない原因が、消耗部品や電気系統の不具合である場合、修理前提で購入されることがあります。特に構造がしっかりした機械は、修理すれば長く使えるため、動作不良があっても評価されます。

部品取りとしての価値がある

古い工作機械でも、

  • モーター
  • スピンドル
  • 制御部品
  • 機械構造部

など、部品単位で需要がある場合があります。そのため、機械として動かなくても、部品取り目的で買取されるケースがあります。

海外向けの需要が強い

東南アジアやインドなどでは、

  • 多少古い
  • 完全に動作していない
  • 手動操作が多い

といった機械でも、修理しながら使う文化があります。日本では廃棄対象になるような機械でも、海外では現役として使われることが多く、輸出向けとして価値がつくのです。

動かない原因別|買取できる可能性

電源が入らない

ブレーカー、配線、制御盤の不具合などが原因の場合、修理可能なケースが多く、買取対象になることがあります。長期間使用していなかっただけ、という理由でも電源が入らないことがあります。

異音・振動がある

異音や振動がある場合でも、原因がベアリングや駆動部品の摩耗であれば、修理前提で評価されることがあります。ただし、致命的な破損がある場合は評価が下がることもあります。

制御が動かない・エラーが出る

古いNC装置や制御系のトラブルでも、海外需要や部品取り目的で買取されることがあります。メーカーや機種によっては、制御が古い方が好まれるケースもあります。

動かなくても評価されやすい工作機械の種類

動作不良があっても、以下のような機械は買取対象になりやすいです。

  • 旋盤
  • NC旋盤
  • マシニングセンタ
  • フライス盤
  • 研削盤
  • プレス機
  • 射出成形機

特に国内有名メーカー製の機械は、年式が古くても評価されやすい傾向があります。

動かない工作機械の買取相場感

機械の種類や状態によりますが、目安としては以下の通りです。

小型機械:数万円〜
NC旋盤・MC:10万円〜100万円以上
大型機・人気メーカー:数百万円になるケースもあり

一方で、廃棄する場合は、解体費用や運搬費用がかかり、数十万円のコストが発生することもあります。動かないからといって廃棄を選ぶと、大きな負担になる可能性があります。

動かない工作機械を廃棄する前に確認すべきこと

写真を撮る

まずは機械全体、メーカー名、型式プレート、制御盤などを写真に撮りましょう。写真があれば、現地を見なくても概算査定ができる場合があります。

メーカー・型式を確認する

メーカー名や型式が分かるだけで、買取の可否や相場感が分かります。分からない場合でも、写真があれば判断できることが多いです。

専門業者に相談する

工作機械に詳しくない業者では、「動かない=廃棄」と判断されがちです。買取や輸出に強い業者に相談することで、本来の価値を見てもらえる可能性が高くなります。

動かない工作機械を高く売るコツ

できるだけ早く相談する

時間が経つほど、サビや劣化が進み、評価が下がる可能性があります。使わないと決めたら、早めに相談するのがベストです。

まとめて査定に出す

1台だけでなく、周辺機器や工場設備一式をまとめて査定に出すことで、評価が上がることがあります。

無理に修理しない

売却前に無理に修理すると、費用が回収できないケースもあります。修理する前に、まずは現状のまま査定を受けることをおすすめします。

よくある質問

Q1:動かない状態でも出張査定してもらえますか?

はい、多くの場合可能です。写真による簡易査定から対応してもらえることもあります。

Q2:電源が入らないまま何年も放置していますが大丈夫ですか?

問題ありません。長期間停止していても、買取対象になるケースはあります。

Q3:部品が欠品していても売れますか?

内容によりますが、部品取りや修理前提で評価されることがあります。

まとめ|動かない工作機械でも捨てる前に必ず確認を

動かない工作機械でも、

  • 修理前提
  • 部品取り
  • 海外需要

といった理由から、買取できる可能性は十分にあります。「動かないから仕方ない」と廃棄を決めてしまう前に、一度専門業者へ相談してみてください。思わぬ価値が見つかるかもしれません。

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