DMG森精機ってどんな会社?

執筆者 | 8月 29, 2022 | ブログ

会議

DMG森精機ってどんな会社かご存知でしょうか?

工作機械の国内メーカーと言えば、イメージする会社がいくつかあるかと思いますが、それぞれどんな特色のある企業なのかをお伝えしていく記事の第2回目です。今回は「DMG森精機」について調べてみました。

DMG森精機は切削型工作機械の総合メーカー

切削型工作機械の総合メーカーである「DMG森精機」は、創業以来ものづくりの原点や現場を支えてきた国内企業です。変革と挑戦を繰り返す歴史の中で、常に大切にしているのは「お客様にとって1番の工作機械メーカーであること」だそう。

高いレベルの技術とサービスを、いつも追求し、世界中に高品質の工作機械を届けてきた 「DMG森精機」のこれまでの変革、そして挑戦とはどのようなものだったのでしょうか。

DMG森精機概要

会社名DMG森精機株式会社(DMG MORI CO., LTD.)
設立1948/10/26
株式東京証券取引所 プライム市場上場
資産合計597,117百万円(連結)(2021年12月期)
資本金51,115百万円
事業内容工作機械(マシニングセンタ、数値制御装置付旋盤及びその他の製品)の製造、販売
決算期年1回、12月31日
社員数12,259名(連結)(2021年12月31日時点)

DMG森精機株式会社は、東証ブライム市場上場の歴史ある企業。規模も大きく、安定した経営が行われているようです。

企業理念

「私たちは独創的で、精度良く、頑丈で、故障しない機械、自動化システム、デジタル技術を、最善のサービスとコストでお客様に供給することを通して、ターニングセンタ、マシニングセンタ、複合加工機、研削盤、加工オートメーションで、グローバルワンを目指す」

「最新、最高の開発技術、正確、緻密な生産技術、的確、迅速な、販売・サービスで
全世界のお客様の生産性と効率性の向上の為に不断の努力を行う」

引用元:https://www.dmgmori.co.jp/corporate/company/profile/statement.html

開発技術面に重きを置いた事業活動が行われているとともに、販売サービス領域も強化する旨が書かれているほか、市場としてグローバルな企業活動の展開や、将来を見据えた研究開発や環境へのヴィジョンもはっきりと描かれています。

DMG森精機の主な事業

DMG森精機の強みを持つ分野は、5軸加工機・複合加工機、自動化システム、デジタル化提案。この5つを通して、顧客の工場の生産性向上に総合的に貢献できることを目指しています。

5軸加工機・複合加工機の導入により、加工工程を「ワンチャッキング」で完結させることが可能に。生産の工程が集約され、搬送や計測の自動化需要も高めます。それにより、デジタル技術活用のセンシングでデータ収集が必要となるため、これまで蓄積された膨大なデータからAIを用いてのデータ解析が進むことに。

解析結果を活用することで、工作機械や周辺装置の高機能化につながり、機械加工の全工程で生産性の向上が実現していくという理想のサイクルが生まれます。

DMG森精機の歴史

DMG森精機は、1948年に奈良県大和郡山市で、繊維機械の製造販売を開始したのが事業の始まり。

1958年には高速精密旋盤の製造および販売も開始され、1970年には伊賀の事業所が創業開始するなど企業として成長していきます。1979年には大阪証券取引所2部、2年後には東証2部に上場するなど飛躍していきます。1983年にはアメリカに現地法人が設立されると主に、東京大阪、両証券取引所にて1部に昇格します。1987年には拠点となる奈良本社の社屋が完成し、第1工場も本格的に稼働をスタートしました。

1999年には現在の名古屋本社となる名古屋ビルが完成、ISO9001も取得するなど、名実ともに国内の主要工作機械メーカーとして発展してきました。2000年代には、上海の現地法人を設立しているほか、旧日立精機の事業を継承するなどグループ会社としての成長も目覚ましく実績を重ねていきます。

2004年には本社機能を名古屋に移しています。2009年には東京支社も開設、DMGと資本および業務提携が行われました。現在までグローバルな展開も含め、各事業活動が強化されています。

DMG MORIのイノベーションとは

DMG MORIでは、機械による加工工程のデジタル化だけでなく、販売・納品・サービスなどバリューチェーン全体を総合的なデジタル化にも積極的に取り組んでおり、顧客のビジネスソリューションとして、デジタル・リアルの両側面からでサポートする体制を強化しているようです。

主な取り組みは下記の通りです。

・デジタルツインルーム

フルCG化のグローバルソリューションセンター・実際にショールームに足を踏み入れているかのような体感を実現。24時間365日いつでもどこでもショールームに訪問。製品や技術を検索したり体験可能な場所として準備しています。

・オンラインテクノロジーデイズ

2020年より開催のDMG MORI初のオンライン展示会。コロナ禍でリアルな場所での展示会が制約される中、オンラインでもリアルと同様に新製品の紹介など体験できる機会を設けています。

・オンラインセミナー

オンライン配信型のセミナー。DMG MORIの各分野のスペシャリストが、顧客の要望に沿う形でテーマを設けて登壇。ご希望に応じてテーマを選択していただくなどで、好評を得ています。

・テクノロジーサイクル

複雑かつ高度な加工を短時間に簡単に実現するためのアプリケーションを導入。DMG MORIの顧客は、アプリによる対話形式で高度な加工プログラムを作成が可能に。テクノロジーサイクルの活用により、全体の工程を総合的に短縮することにも貢献できています。

・デジタル立ち合い

オンライン会議システムを活用することにより、「工作機械のデジタル立ち会い」が可能に。顧客の希望納期に沿って、複雑な動作も確認できるようライブ接続による出荷前の立ち会いを実現。ビジネスの利便性が飛躍的に向上しています。

DMG森精機についてのまとめ

今回は、国内工作機械メーカーであるDMG森精機についてまとめました。開発だけでなく、総合的にイノベーションに力を入れ、将来を見据えて事業を展開していることがよく分かりました。

ものづくりに欠かせない工作機械。そのメーカーという観点から歴史や動向を見ていくことで新しい視点や考察が出てくるかと思います。また、企業の足跡を知ることでも特色が浮き彫りになり、製品や事業を見る上で参考になるかと思います。今回の記事もご参考や知見にしていただければ幸いです。