データ共有が新ビジネスを生む!?

データ共有が新ビジネスを生む!?

この3年間、製造業は世界的にもさまざまな危機に面してきました。見通しの立ちにくい不安定なビジネス環境の中で、ヨーロッパでデータに基づいた企業間連携の動きがにわかに活発になっているのをご存じでしょうか?特に目立つ動きとして、ドイツを中心とする自動車業界のカテナ-Xの導入が挙げられます。今回は、取り組みの狙いや、他の業態や日本での適用は実際どうなのか、まとめていきたいと思います。 カテナ-Xって何?...
金属加工会社を資源高とインフレが直撃、生き残り策は?

金属加工会社を資源高とインフレが直撃、生き残り策は?

2023年の日本人の生活と日本経済を、資源高とインフレが襲っています。世界の政情不安が原油や液化天然ガスなどのエネルギー価格を押し上げ、それだけでもものの値段を上げるのに、インフレが円安を招き、円安がインフレを加速させる負のスパイラルが起きています。金属加工会社は多くのエネルギーを使い、多くの原材料を使うため、大きなダメージを受けていることと推察されます。...
金属加工は医療用インプラントでも大活躍!

金属加工は医療用インプラントでも大活躍!

インプラントとは体内に埋め込む医療器具の総称で、人工関節や人工歯根などがあります。インプラントは健康に関わる製品だけに、製造過程で使われる金属加工は特殊なものや高度なものばかりです。金属加工会社としてはインプラント製造はコストと手間がかかる仕事になりますが、インプラント市場に参入できれば参入障壁が高いため安定した収益が期待できます。 インプラントづくりのなかで行われる金属加工を紹介します。 インプラントとは...
工作機械業界M&A活性化。再編の動きは?

工作機械業界M&A活性化。再編の動きは?

工作機械業界にもM&Aの大きな波が来ているようです。ここのところ、業界再編とも言える動きが活発になっていることは皆様ご存じのことかと思います。つい先日も、DMG森精機によるクラボウ傘下の工作機械メーカー倉敷機械の買収が発表されています。そのほかにも、ニデックがTAKISAWA(旧滝沢鉄工所)の株式公開買い付けTOBを実施することも耳に新しいのではないでしょうか。...
工作機械の耐用年数

工作機械の耐用年数

当たり前の様に毎日稼働している機械。良い状態がずっと続いてくれるに越したことはないのですが、いつまで同じ様にパフォーマンスを上げてくれるのでしょうか?本日は、製造業になくてはならない工作機械の寿命についてまとめていきます。「法定耐用年数」、「減価償却」について今一度おさらいするとともに、実際のところ、工作機械の寿命をのばすことはできるのか?という点についても触れております。現状では課題はないから大丈夫、と言う場合でも長期的な視点を持ってぜひ知見として得ていただければと思います。 耐用年数とは...