門型マシニングセンターを芝浦機械が開発

門型マシニングセンターを芝浦機械が開発

工作機械メーカーの芝浦機械株式会社(本社・東京都千代田区、以下、芝浦機械)が2022年に、門型マシニングセンター「MPC-3120H」を開発し発表しました。MPC-3120Hは金型をつくることを目的とした門型マシニングセンターで、いわば金型加工機です。その特長は大型であることと、複雑な形状の製品を全自動でつくることができる性能の高さです。しかも加工時間を35%短縮しました。これは、高い金型加工技術を必要とする電気自動車(EV)製造のニーズから生まれました。 MPC-3120Hの実力を紹介します(*1、2、3)。...
動画マニュアルでの新人教育を薦める理由

動画マニュアルでの新人教育を薦める理由

金属加工会社が新人教育に苦労していたら、動画マニュアルがおすすめです。熟練職人の作業の様子を撮影して動画にして、それを新人にみせる方法です。若い人はユーチューブをみる感覚で動画マニュアルをみることができるので、早く仕事を覚えられるでしょう。人手不足を乗り越えるにも、熟練の技の承継にも、動画マニュアルは有効です。 金属加工会社が新人教育に苦慮する理由...
IoT導入はどう進んでいる?光洋鋳造の事例

IoT導入はどう進んでいる?光洋鋳造の事例

三重県伊賀市にある金属加工会社「光洋鋳造株式会社」(以下、光洋鋳造)をご存じでしょうか。金属加工会社が全国に数多く存在している中でも、地方拠点でありながら業界内では有名な老舗企業の一つです。 企業ごとに特色のある金属加工の分野ですが、光洋鋳造では早い段階からIoT化に積極的に取り組んでいるようです。具体的にはどのようなことが現場で起こっているのでしょうか? 光洋鋳造とはどんな会社?...
金属加工会社はEV時代を乗り切れるか

金属加工会社はEV時代を乗り切れるか

自動車部品を手がける金属加工会社は、エンジン自動車が電気自動車( 以下、EV )に置き換わる事態に戦々恐々としているのではないでしょうか。エンジン自動車の部品の数は3万個。それに対してEVの部品は2万個とされます。EV部品2万個のなかにはエンジン自動車で使っていないものも含まれるので、消える部品はその差の1万個(=3万個-2万個)より増えるはずです。...
金属加工の最先端技術の動向は?

金属加工の最先端技術の動向は?

今回のトピックは金属加工の最先端技術についてです。金属加工というと、どんなものを思い浮かべますか?その種類は実に多様で、材質や形状、条件に合わせて数ある加工技術の中から適切なものが選ばれ、求める製品仕様に形作ることが可能です。 その技術は日々進化しており、新しい加工技術の登場やレベルの向上により、従来よりも精度の高い加工やこれまでできなかった形状の加工が可能になってきています。今回の記事では、最新の加工技術にはどんなものがあるのか、また技術力の高い加工業者はどこが違うのかなど、金属加工の動向についてまとめていきます。...