工作機械の固定資産税申告(償却資産申告)の基本と注意点

工作機械の固定資産税申告(償却資産申告)の基本と注意点

お父様が亡くなり、工場を引き継いだ息子さんから廃業の整理を依頼されたことがありました。 固定資産台帳を一緒に確認していくと、手元にあるはずの機械が何台か見当たりません。おそらく先代が処分したか、知人に譲ったのでしょう。台帳には残ったまま、申告も続いていた。息子さんはしばらく黙って台帳を眺めてから、ぽつりとこう言いました。 「無駄に払い続けてたんですね……」...
工作機械の除却損の計上タイミングと仕訳例【ケース別解説】

工作機械の除却損の計上タイミングと仕訳例【ケース別解説】

「廃業を決めました。群馬の工場なんですが、今期中に全部整理したいので、来月中に搬出してもらえますか」 こういう問い合わせが来るとき、その背景にあるのはほぼ決まって決算期です。今の会計年度のうちに機械を処分して除却損を計上し、今期の利益を圧縮したい——そのタイムリミットが「来月」だったのです。 除却損は、機械を実際に廃棄・搬出した事業年度にしか計上できません。「来年やればいい」では、今期の節税効果がまるごと消えてしまいます。だから経営者は急ぐのです。...
リース・レンタル機械を解約・返却するときの注意点

リース・レンタル機械を解約・返却するときの注意点

買取額の合意も取れた。搬出日には支払いも済ませた。あとは機械を積み込むだけ——そう思っていたのに、搬出が始まってから「これはリース機械です」と気づいたとき、その場の空気が一変しました。当社が実際に経験したケースです。エンドユーザーの買い手にはすでに話を通しており、納期も決まっていました。それでも返却しなければならない。謝るしかありませんでした。...
設備の棚卸しをどう進めるか?遊休資産の整理手順と活用法

設備の棚卸しをどう進めるか?遊休資産の整理手順と活用法

「これは壊れているので値段はつきません」——そう査定していた機械が、思わぬ高値で売れたことがあります。 モーターが焼き付き、主軸も固着して何年も動いていない一台でした。所有者様も「どうせ1円にもならないだろう」と諦め、固定資産台帳の上でも長らく放置されていたものです。ところが調べてみると、その機種はすでに生産終了しており、同型機を使い続けているユーザーから交換部品としての需要が非常に高いことが分かりました。動かない機械そのものではなく「部品どり」の素材として、想定を大きく上回る査定額をつけることができたのです。...
工作機械はリースと購入どちらが得か?中小企業向けに徹底比較

工作機械はリースと購入どちらが得か?中小企業向けに徹底比較

工作機械を導入する際、「リースにするか、購入するか」という問題は多くの中小企業の経営者や設備担当者が頭を悩ませるテーマです。初期費用を抑えたいならリース、長期的なコストを下げたいなら購入、という大まかな理解はあっても、実際のところどちらが自社にとって得なのか、数字と実態を踏まえて判断できている方は少ないのではないでしょうか。...
設備投資減税(中小企業経営強化税制)をわかりやすく解説

設備投資減税(中小企業経営強化税制)をわかりやすく解説

工作機械を新たに購入する際、「何か税制上の優遇が使えないか」と考える経営者は多いはずです。そのときに真っ先に検討すべき制度が中小企業経営強化税制です。条件を満たせば、購入した機械の取得価額を全額即時償却するか、取得価額の10%を法人税から直接控除することができます。数百万円の設備投資でも、税負担を大幅に減らせる可能性があります。 この記事では、中小企業経営強化税制の仕組みから対象設備の要件、申請の流れ、工作機械への活用方法まで、製造業の経営者・設備担当者向けにわかりやすく解説します。...