
工場や倉庫にある工作機械が故障してしまい、「もう動かないから売れないのでは?」、「修理しないと価値はないのでは?」と悩んでいる方は少なくありません。特に、電源が入らない、エラーが出る、異音がするなどのトラブルがあると、処分するしかないと考えてしまいがちです。
結論から言うと、故障した工作機械でも買取できるケースは多くあります。壊れているからといって、すぐに廃棄を決めてしまうのは早計です。この記事では、故障した工作機械が売れる理由、故障の種類ごとの評価の考え方、後悔しないための判断ポイントを詳しく解説します。
故障した工作機械は本当に売れるのか?
結論として、故障していても買取対象になるケースは十分にあります。工作機械の価値は、正常に動くかどうかだけで決まるものではありません。実際の査定では、
- 機械の種類
- メーカー
- 年式
- 構造
- 部品の価値
- 市場需要
といった複数の要素を総合的に判断します。そのため、一部が故障している状態でも、需要があれば評価されることがあります。
なぜ故障していても買取できるのか
修理・再生を前提とした需要がある
買取業者や海外ユーザーの中には、「修理して使う」、「最低限の機能だけ復旧して使う」という前提で工作機械を探している層が存在します。特に、
- 構造がシンプル
- 剛性が高い
- 部品が入手しやすい
といった機械は、多少の故障があっても評価されやすい傾向があります。
部品取りとしての価値がある
完全に動かない状態でも、
- モーター
- 制御部品
- 機械構造部
などが部品取りとして使われるケースがあります。特に日本製の工作機械は、部品の品質が高く、メーカーや年式によっては部品単体でも需要があります。
海外市場での需要
日本国内では修理コストが見合わない機械でも、海外では人件費や修理環境の違いから、十分に再利用されることがあります。そのため、国内では「故障品」と見なされる機械でも、輸出前提で評価されることがあります。
故障の種類別|買取判断の考え方
電源が入らない
電源ユニットの不具合、配線トラブルなどが原因の場合、修理可能と判断されることがあります。電源が入らないからといって、即NGになるわけではありません。
エラーが表示される
NC装置のエラーやアラームが出ている場合でも、内容によっては修理・初期化で対応できるケースがあります。エラー内容が分からなくても、「エラーが出る」という情報だけで査定対象になります。
異音・振動がある
ベアリングや駆動部の摩耗が原因の場合、部品交換で対応できることもあります。また、異音があっても、機械本体の価値が高ければ評価されるケースがあります。
制御盤・NC装置の故障
制御盤やNC装置が故障している場合でも、機械本体の構造が評価されることがあります。制御装置を載せ替えて使われるケースもあるため、必ずしもマイナス評価だけになるわけではありません。
長期間放置による不動
長年使っておらず動かない機械でも、サビの程度、欠品の有無によっては買取可能です。放置期間が長いほど評価は下がりやすいため、早めの相談が重要です。
修理してから売るべきか?
結論として、売却目的で修理する必要はほとんどありません。修理には、部品代、工賃、調整費などがかかり、結果的に赤字になるケースが多いです。修理するかどうかの判断は、買取業者に相談したうえで決める方が安全です。
故障した工作機械を高く売るためのポイント
故障状況を正直に伝える
無理に良く見せようとせず、どこが故障しているか、どんな症状が出ているかを正直に伝えた方が、スムーズに話が進みます。
写真をしっかり撮る
以下の写真があると、査定がしやすくなります。
- 機械全体
- 型式プレート
- 操作盤
- 故障箇所が分かる部分
写真があるだけで、現地確認前に概算判断ができることもあります。
他の機械とまとめて相談する
故障機1台だけよりも、
- 他の工作機械
- 周辺設備
- 工場一式
として相談した方が、評価が上がることがあります。特に工場整理・移転時には有効です。故障機の買取については、
👉 「動かない工作機械は買取できる?」の記事も参考になります。
廃棄を決める前に考えるべきこと
故障しているからといって、すぐに廃棄を決めてしまうと、廃棄費用がかかる、本来の価値を失うといったリスクがあります。買取の可能性確認してから処分を検討することで、無駄なコストを防ぐことができます。
よくある質問
Q1:完全に動かなくても大丈夫ですか?
はい。修理前提や部品取りとして評価されるケースがあります。
Q2:かなり古い機械でも見てもらえますか?
年式が古くても、需要があれば査定対象になります。
Q3:故障内容が分からなくても相談できますか?
可能です。分かる範囲の情報だけで問題ありません。
まとめ|故障していても捨てる前に必ず確認を
故障した工作機械でも、
- 修理前提
- 部品取り
- 海外需要
といった理由で、買取できるケースは多くあります。「壊れているから価値がない」と決めつけて処分する前に、一度専門業者に相談してみてください。写真を撮って相談するだけでも、結果が大きく変わることがあります。


