業界動向・市場ニュースの記事一覧
JMTBAの受注統計から読む、中古機械が「増える業種」「減る業種」
中古工作機械がどのくらい市場に出てくるか、またどのくらい買い手がつくかは、実は新品の工作機械の受注動向と深く連動しています。日本工作機械工業会(JMTBA)が毎月公表している受注統計を見ると、どの業種が設備投資に積極的で、どの業種が投資を控えているのかが見えてきます。「最近、同業他社はどんな機械を入れているのだろう」「うちの業界は今後も設備投資が続くのだろうか」といった疑問は、実はこうした統計からある程度読み解くことができます。この記事では、JMTBAの統計から読み取れる「増えている業種」「減っている業種」を整理し、中古機械市場にどう...
コロナ後の中古工作機械市場——需要の変化を振り返る
コロナ禍で国際コンテナ輸送が止まり、海外に売るはずだった中古機械が倉庫で行き場を失ったことがあります。 廃業のご相談でお預かりする機械は、もともと年式の古いものが多く、輸出に頼らざるを得ない機種がほとんどでした。ところがコンテナ不足で船便の確保すら難しくなり、パートナー会社と協力して機械を一時的に倉庫で保管しながら、コロナの収束を待つことになりました。 機械そのものの価値だけでなく、物流という外部要因が査定や売却のタイミングを左右することもあります。...
工作機械メーカーの生産終了・事業統合が中古市場に与える影響
生産終了・部品の供給停止は、機械の価値を押し上げることもあれば、逆にゼロにしてしまうこともあります。 実際に、すでに生産終了した機種で、故障箇所の部品がどこにも見つからず、買取自体をお断りせざるを得なかったことがあります。 「生産終了=希少価値で高く売れる」とは限りません。むしろ、故障していれば部品が調達できず、売るに売れなくなるリスクの方が大きいこともあります。 本記事では、工作機械メーカーの生産終了・事業統合が中古市場にどのような影響を与えるのか、価値が上がるケースと下がるケースの両面から解説します。...
設備投資とは?製造業における設備更新の考え方と判断基準を解説
製造業において「設備投資」は企業の成長や競争力を左右する重要な経営判断の一つです。新しい機械や設備を導入することで生産効率を向上させたり、品質を安定させたりすることができます。一方で、大きな資金が必要となるため、慎重な判断も求められます。...
中古機械の価格はなぜ変動するのか
中古機械の査定をしていると、必ずと言っていいほど聞かれる質問があります。「機械の状態は変わっていないのに、なぜ価格が変わるのですか?」、「先月より下がっているのはどうしてですか?」、「中古機械ってそんなに相場が動くものなのですか?」。この疑問はもっともです。工作機械は株式のように毎日値動きする印象はありません。しかし実際の中古機械市場は、想像以上に“相場”の影響を受けています。 中古機械の価格は、単純に機械の状態=価格で決まっているわけではありません。実際には、 為替相場 コンテナ輸送費 輸出規制 海外景気 鉄スクラップ相場...
インド・アジア向け中古機械市場とは?
日本国内で役目を終えた工作機械が、インドや東南アジア諸国で再び活躍していることをご存じでしょうか。国内では「年式が古い」、「メーカーサポートが終了している」、「更新対象になった」といった理由で評価が下がる機械でも、海外市場では十分な需要を持つケースがあります。 なぜそのような価格差が生まれるのでしょうか。本記事では、インドおよび東南アジアにおける中古工作機械市場の実情、日本製機械が評価される理由、そして国内相場との違いについて詳しく解説します。 なぜインド・アジアで中古機械の需要が拡大しているのか...
中古機械市場の動向2026|価格は上がる?下がる?国内・海外需要と相場の読み方を徹底解説
中古工作機械市場は「景気が良い=高く売れる」「不況=売れない」という単純な話ではありません。新品機械の納期、為替、輸送費、海外の投資環境、メーカーの保守方針、そして現場の更新ニーズが複雑に絡み合い、機種ごとに相場が動きます。 この記事では、2026年時点の中古機械市場の全体像を、できるだけ“現場で使える判断”に落とし込んで整理します。読みやすさも意識しつつ、最後に「いま売るべきか」の判断材料まで用意しました。 まず押さえる:中古機械の価格は3つの市場で決まる...
半導体の話2 – 北海道のラピダス
日本半導体のラストチャンスであるラピダスは、2025年3月現在、ようやく1合目に達したばかりです。「政府も出動してずいぶん大騒ぎしたが、まだその程度か」と感じるでしょうか。しかしラピダスがやろうとしていることは、世界で最も重要で最も難しい事業の1つなので仕方がないところでしょう。そこでこの記事では、千歳市(北海道)で工場建設が進む、次世代半導体メーカー、ラピダスの今を紹介します。 ・・・・・...
半導体の話1 – 熊本のTSMC
金属加工会社にとって、半導体業界は重要な顧客です。半導体製造装置に使用される精密金属部品は加工が難しいため、金属加工会社には高単価のビッグ・ビジネスになる可能性があるからです。この【半導体の話】では、金属加工会社の経営者が押さえておきたい、世界と日本の半導体の現状をわかりやすくお届けします。 今回は、台湾のTSMCの熊本進出について解説します。熊本工場はもう動き始めています。 なぜTSMCは世界最強といえるのか 熊本に目を向ける前に、まずはTSMCの正体に迫ってみます。正式名称はTaiwan Semiconductor...
一点モノに挑む意義
金属加工業界のトレンドの一つに、少品種大量生産から多品種少量生産への流れがあります。ニーズの多様化により、金属加工会社は同じ製品を大量につくっているだけでは生き残れず、いろいろな製品を少しつくる生産体制が求められています。...
BtoCへの挑戦!【下請けからの脱却】
金属加工会社の多くは、発注企業の下請けとして製品を製造したり、特定の業務を委託されて仕事を行ったりしています。もし金属加工会社の経営者が「経営が大変だ」と感じているなら、それは発注企業に依存したBtoBビジネスをしていることに原因があるかもしれません。 その場合、BtoCに転換することで現状を打破できる可能性があります。この記事では、金属加工会社がBtoCに挑戦するメリットと課題を紹介します。 BtoBは生殺与奪を握られる...
自動車づくりはもはやソフトウェア開発!?
自動車は金属加工でつくるもの、という認識は、金属加工業界に根強く残っているのではないでしょうか。しかし次世代の自動車づくりにおいては、ソフトウェアがコア技術になるかもしれません。最新のソフトウェアを積んだ自動車こそが、売れる車、優れた車、高付加価値の車になるかもしれないのです。...












